そろそろ、ゲーム業界にも震災の影響が明確に現れ始めています。
 
震災前の段階で、大手2社から引き合いのあったプロジェクトが、いずれも中止が決定。
 
一方は600万円、もう一方は720万円の売り上げが予想されたプロジェクトです。
 
3月に2010年度の期末を向かえ、その昨年度の業績不振を弾き返すべく
 
足を棒にして獲得した大口の仕事2件だっただけに、ダメージは計り知れません。
 
しかし、震災後の現実として「電力を消費」する「遊び」の世間の風当たりは強く、
 
都知事再選の石原都知事の談では「大して必要でもない物に膨大な電力を消費している」
 
と、パチンコ店と自動販売機が槍玉にあげられていました。
 
既にそういう批判は24時間営業のコンビニにも及び、ゲーム業界に及ぶのも時間の問題。
 
そんななか、大手企業でもプロジェクトの見直しと数の絞り込みが始まっています。
 
震災前の時点ですらゲーム業界は既に飽和しかかり、冬の時代に入ろうとしていました。
 
そして、この震災で一気に氷河期に突入する勢いです。
 
我が社のような、パブリッシャーではない開発会社は、まさに風前の灯です。